第3回【損益計算書を読む】ワーママがざっくりコツだけ押さえます

キャリア

こんにちは!

今回は第3回目として損益計算書を見ていきたいと思います。

正直、今回のテーマを学ぶ中で思いました。

ワーママ
ワーママ

要点多すぎて挫折しそう…

だから、今回はざっくりコツだけ押さえようという趣旨でブログを書いていきます。

今回のブログはこんな方におすすめです

  • 損益計算書の読み方、コツが未だによくわからない
  • ざっくりでいいから読むコツだけ教えてほしい
  • シンプルに要点だけ教えてほしい
  • 損益計算書について、さっと読んでビジネスに活かしたい

7割でも理解できればひとまず前進と思いながら進んでいきましょう!

前回までの投稿を読んでいない方はこちらも合わせて読んでみてください。

第1回【初心者向け】簿記3級合格したのに”決算書が読めない”をワーママが解決
簿記3級を取得したのに決算書の読み方がわからない!という方向けにワーママが決算書の読み方を解説していきます。今回は初心者向けに、そもそも決算書とは何?についてワーママがなるべく端的に、わかりやすく書きましたので、時間のないワーママにもぜひ読んでいただけると嬉しいです。
第2回【貸借対照表を読む】業種ごとの特徴で大枠を捉える!
今回は簿記3級に合格したのに決算書が読めないという悩みを解決する第2回目として、【貸借対照表を読む】をテーマにしました。実際に決算書の貸借対照表を使用して、業種別に貸借対照表の特徴はあるのか読み解いていきます。簡単にざっくり理解できるようにワーママなりに解説しましたので時間がない方もぜひ読んでみてください。

先に結論をいいます。

損益計算書を読み解くコツは5つの利益をおさえることです

  1. 商品そのもの
  2. 本業の利益
  3. 資金運用など財務要素も含めた利益
  4. 税金調整前の利益
  5. 最後に残る利益

損益計算書とは”企業の成績表”

損益計算書とは、一言で言えば”企業の成績表”です。

そしてこの成績表は3つの要素で作成されます。

3つの要素

  • 収益(=企業の儲け)
  • 費用(=儲けを出すためにどんな活動をしたのか)
  • 利益(=収益と費用の差額)

収益と費用の差額により、利益か損失に分けられるので表は2種類になります。

ワーママ
ワーママ

収益がプラスなら儲けが出たということ、マイナスなら損失が出たということだね

【損益計算書を読み解くコツ】利益は5つある

冒頭に述べた結論について、各3つの観点から見ていきます。

ざっくりコツだけ押さえようという趣旨なので、時間がないという方は1を確認するだけでも大丈夫です。

 ①何が分かるのか

 ②どう計算するのか

 ③読み解くコツ

ワーママ
ワーママ

どんな利益があるか順番に見ていこう

商品そのものは売上総利益

商品そのものが、いわゆる売上総利益です。

 ①何が分かるのか

  付加価値の高い商品を販売しているかどうかがわかる

 ②どう計算するのか

  売上総利益売上高売上原価 

 ③押さえておくべきコツ

  会社が全体の利益を増やしたいと思うなら下記3つの対策をする必要がある

  • 商品を大量に売る
  • 商品の売値を高くする
  • 商品の原価を減らす
ワーママ
ワーママ

売上総利益はなんとなくイメージしやすいよね

本業の利益は営業利益

本業の利益と言われるのものが、営業利益です。

 ①何が分かるのか

  会社の商売が上手く行っているかどうかを示すもの

 ②どう計算するのか

  営業利益売上総利益販管費及び一般管理費

 ③押さえておくべきコツ

  下記表のように、営業利益と売上総利益の相関関係で会社の状態が判断できる

表にしてみるとこんな感じです。

資金運用等の利益は経常利益

資金運用など財務要素も含めた利益は、経常利益といいます。

 ①何が分かるのか

  会社の経営全体が上手く回っているどうか示すもの

 ②どう計算するのか

  経常利益=営業利益+営業外収益−営業外費用

 ③押さえておくべきコツ

  資金に余裕があれば運用し、資金不足であれば借り入れを行って資金繰りをしている

実際に表にしてみるとこんな感じです。

税金調整前の利益は税引前当期純利益

税金調整前の利益は、税引前当期純利益といいます。

 ①何が分かるのか

  法人税の計算の基を示すもの

 ②どう計算するのか

  税引前当期純利益=経常利益+特別利益−特別損失

 ③押さえておくべきコツ

  法人税は一旦年度末時点では未払法人税で計上し、年度が明けてから確定したものを支払う

ワーママ
ワーママ

簿記3級の知識だね!

最後に残る利益が当期純利益

最後に残る利益が、当期純利益となります。

 ①何が分かるのか

  会社に残る最終的な利益を示すもの

 ②どう計算するのか

  当期純利益=税引前当期純利益−法人税等

 ③押さえておくべきコツ

  株主に還元される株の配当金にも関わってくる企業にとって最終的な儲け

5つの利益まとめ

以上、5つの利益を表にするとこうなります。

ここまでの話をまとめてみると

損益計算書とは会社の成績表であり、3つの要素からなる

  • 収益(=企業の儲け)
  • 費用(=儲けを出すためにどんな活動をしたのか)
  • 利益(=収益と費用の差額)
  • そして、利益には5つの種類がある
    • 売上総利益
    • 営業利益
    • 経常利益
    • 税引前当期純利益
    • 当期純利益
  • 5つの利益を段階的に計算することで、会社の成績表の中身まで理解できる
ワーママ
ワーママ

5つの利益それぞれに意味があるんだね!

収益性が高い会社の見分け方

5つの収益を階段図を使って可視化しましょう。

今回はざっくりコツだけ押さえようという趣旨ですので、階段状の表からざっくり見分けるコツをお伝えします。

収益性が高い会社:階段が滑らか

お手本となる収益性の高い会社は階段が緩やかに下がっていきます。

収益性が要注意な会社:階段がU字型

営業利益や経常利益が低く、極端なU字型の階段グラフになる場合は収益性に要注意な会社です。

資金繰りなどで無理な対応をした可能性があります。

まとめ

数値だけではわかりにくい収益計算書も実際にグラフにしてみることで分かりやすいですね!

ここまでのまとめです。

損益計算書とは会社の成績表であり、3つの要素からなる

  • 収益(=企業の儲け)
  • 費用(=儲けを出すためにどんな活動をしたのか)
  • 利益(=収益と費用の差額)
  • そして、利益には5つの種類がある
    • 売上総利益
    • 営業利益
    • 経常利益
    • 税引前当期純利益
    • 当期純利益
  • 5つの利益を段階的に計算することで、会社の成績表の中身まで理解できる
  • 収益性の見分け方は階段グラフで考える
    • 収益性が高ければ緩やかな階段となる
    • 収益性が危険な場合は極端なU字型となる

以上です。

第3回【損益計算書を読む】ざっくりコツだけ押さえて解説しました!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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